塗装職人も真っ青!!あなたのお宅にピンポンしてくる半分脅迫業者に超注意!!最終話(全3話)

第一話、第二話をご覧になっていない方はコチラから…

 

塗装職人も真っ青!!あなたのお宅にピンポンしてくる半分脅迫業者に超注意!!第1話(1/3話)

 

塗装職人も真っ青!!あなたのお宅にピンポンしてくる半分脅迫業者に超注意!!第2話(2/3話)

 

 

さて前回、外壁・屋根の塗替えで総額200万円との見積もりが出てきました。ここから「今日契約すれば160万円まで値下げできますよ」という怪しい塗装業者…。

 

さて、このお話の顛末はどのようになるのか、早速内容に入っていきましょう!!

 

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業者「(電話しているフリ)あ、ご無沙汰してます。塗装屋の○○です。ちょっとね、急ぎで足場の現場お願いできないかなって思って。…まま、そう言わずに。はい、そうそう今月ですね」

 

奥様「(こんなに屋根と外壁の状態が悪くなってなんて思ってもなかったわ…どこの業者さんを選んでいいかもわからないし運が良かったのかも)」

 

業者「はあ、そうですか…そこをなんとか!今後も仕事優先してお願いしますから。…はい、え?それはありがたい!早速奥さんに聞いてみますね。…奥さん、今日工事のお約束をいただければ3日後に足場組めるようです。そこから塗装の職人も手配しますので、すぐに工事はじめられます」

 

奥様「まあ、それはよかったわ!40万円も安くなるなら、主人もなにも言わないでしょう。わたしがうちの財布握ってるし、いままでそういうことで揉めたこともないからきっと大丈夫」

 

業者「それはよかった。結構ね、ご夫婦でもめることってあるんですよ。じゃあ奥さん、見積書と契約書を作りますので、ちょっとお邪魔してもよろしいですか?」

 

奥様「はい、ちょっと散らかってますけど。あ、お茶も用意しますね」

 

業者「お言葉に甘えます」

 

(家の中へ)

 

 

 

業者「じゃあ奥さん、早速ですが、見積書、こちらになりますね。外壁の工事代が諸々込で100万円、屋根もかなり傷んでいるので100万円…お約束どおり、本日契約いただけますので特別割引で40万円。総額が、160万円になりますね。税込みで大丈夫です。勉強させてもらいますので」

 

奥様「まあ、助かるわ。印鑑を持ってきますから少々お待ち下さい。認印でよろしいですか?」

 

業者「はい、構いませんよ」

 

 

奥様「へー、足場代って結構掛かるんですね。かかってもせいぜい5万円くらいかと思ってました。全部で40万円…か。でも仕方ないですよね、足場なしじゃ工事もできないでしょうし」

 

業者「そうなんですよ、こればかりは、ね。じゃあ奥さん、こちらの契約書にも二部、署名と捺印お願いしていいですか?旦那様の名義でも奥様の名義でもどちらでも大丈夫です」

 

奥様「はい、一部は控えですよね」

 

業者「そうですそうです。いやあよかった。今日たまたま通りかかって(嘘)よかったですよ」

 

奥様「印鑑を押してっと…これでよろしいですか?」

 

業者「はい、結構です。では、コチラに記載されている口座にご入金お願いしてもよろしいですか?入金は工事完了後一週間以内にお願いしますね」

 

奥様「わかりました、ありがとうございます」

 

業者「いえいえ。本日は本当にありがとうございました。しっかり塗り替え工事の方もさせていただきますので」

 

奥様「こちらこそです」

 

 

(玄関先へ移動)

 

 

 

業者「では、失礼させていただきます」

 

奥様「はい、こちらこそどうも。また日程等連絡お待ちしていますね」

 

 

(次の日…)

 

 

奥様「200万円が160万円までなったんですもん、よかったわ。あ、塗装屋さんから電話だわ」

 

業者「奥さんこんにちは。足場業者さん、二日後の13時にお邪魔するって話でした。わたしも伺いますね。…え?いいですよ、そんなお気遣いなく。足場業者さんも自分で飲み物持ってきますから」

 

 

(2日後)

 

 

 

 

奥様「足場ってこんなにすぐに組み立てられるんですね!仕事もテキパキしてて感心しました。これからまた塗装工事ですね。日程は決まりましたか?」

 

業者「はい、今調整しています。今日の夕方には確定するかと。今日は別の現場もありますので、わたしはこのあたりで失礼しますね」

 

奥様「今日もありがとうございました。はい、では連絡お待ちしています」

 

 

(その日の夜)

 

 

奥様「あら珍しい、こんな時間に出張先から電話かけてくるなんて。…はい、もしもし。どう?そっちの仕事は。ああそう、よかったわ。…あ、そうそうあなた、言うの忘れてたけど、うちの屋根と外壁がずいぶん傷んでたみたいでね。業者さんがたまたま声かけてくださって、すぐ契約したら40万円も安くなるからって、クーリングオフも効くみたいだし、契約したのよ。…うん、そうそう。わかったわ、見積書と契約書は写真を撮って送るわね」

 

奥様「(お礼の一言もないんだから)明後日帰るのね、わかったわ。それじゃ、おやすみ」

 

 

(次の日)

 

 

業者「こんにちは、○○です。奥さん、塗装の日程が決まりました。明日の14時からです。はい、まあ2週間ほどですべて済みますよ」

 

奥様「わかりました、お待ちしていますね」

 

 

(そのまた次の日)

 

 

奥様「あらあなた、早かったわね。え?料金がおかしい?今更そんな事言わないでよ。もう契約もしてるし良心的な業者さんなんだから!…え、まさか。だってほら見積書にも契約書にも…そんなに怒らなくっていいじゃない…わかったわよ」

 

 

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さて、たまたま旦那様のお知り合いに塗装会社さんがあったそうで、写真で送られてきた見積書や契約書を見ると「絶対にやめたほうがいい」と指摘されたそうです。

でも、足場ももう組み終わってしまっています。クーリングオフは効くのでしょうか?

続きを見ていきましょうー。

 

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業者「えっとですね、ちゃんとこちらは見積もりも説明差し上げたし、奥様は納得して署名も捺印もしてもらってます。ほら、ご覧の通り足場も組み上がってますから。まあ、クーリングオフはできますよ。でも足場代はねえ…」

 

奥様「あなた、もういいじゃない。屋根と外壁の工事は中止してくれるっていうんだから。私だって悪いんだし。…わかったわよ、ごめんなさい」

 

業者「ご主人、気持ちはわからなくもないですけど、そんなに高圧的な態度を取られるのは心外です。…え?いや、それはちょっと勘弁してください。わたしたちにもメンツがありますから」

 

奥様「そんなに言わないでいいじゃない。…わ、わかったわ。もう任せるわよ、好きにして」

 

業者「わかりましたよ。足場代もいりません。その代わり変な吹聴するのはやめてください。はい、はい。ええ、どうもすいませんでした」

 

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旦那様、かなりお怒りだったようです。なんでも、このめちゃくちゃな見積もりの内容などをネット上に晒すとお伝えになったよう。IT系の企業にお勤めのようで、影響力がある人とのことでした。

 

すでに設置した足場代すら請求しなかった事実を見ると、その費用を負担しても撤退するほうがいいとこの塗装業者が判断したのでしょう。というかそもそも塗装業者を名乗っていますが悪質なリフォーム業者であった可能性が高いように思われます。

 

というわけで、足場は設置されたものの外壁・屋根塗装の請求もなくなり事なきを得たようです。でも、工事前にこんな風に法外な見積もりがわかって工事が中止になる方が少ないのが現状です。

 

月組にも今回ご紹介した事例と限りなく似ているケースがありました。

 

■契約を急かし、いまだったら何十万円安くなるといった手法

■足場の設置を異常に急ぎ、工事を早く済ませようとするところ

■見積書の内容が雑すぎるところ

 

改めて書きますが、ほとんどの塗装業者さんが良心的に真摯に工事をしてくれます。そこは誤解しないでください。でも、本当にごく一部、こういった悪質な業者がいることもまた事実なのです。

 

また、後日コラムで「怪しい塗装業者を見抜く5つポイント」「塗装業者が突然訪問してきたときに効く魔法の撃退フレーズ」なども紹介していきたいと思います。

 

全3話、お付き合いいただき誠にありがとうございました!今後の塗装職人社 月組のコラムもぜひお楽しみに!